当科では皮膚特有の疾患および皮膚発疹を呈する内臓疾患を診療対象とします。皮膚科の診療は皮膚の綿密な観察から始まります。皮膚は道具を使わずに診る、触るなどの診察の基本的な行為ができる臓器だからです。薬物療法、光線療法、冷凍療法および手術が皮膚科治療の四本柱です。必要な場合には、他科との院内連携も迅速に行います。
当院は医療連携に於いて東京大学病院皮膚科と緊密な関係を持っています。また、当院は東京大学病院を主施設とする皮膚科専門医研修施設であります。
派手に見える発疹が一時的なアレルギー反応に過ぎない場合があれば、小さい発疹が癌であったり、重大な内臓疾患の症状であったりする場合もあります。発疹を見つけた際には、早めの皮膚科受診をお勧めします。