前眼部から眼底疾患まで眼科全般を診療しており、小さいお子さんから御高齢の方まで幅広い年齢の方が受診されています。様々な検査機器を取り揃え、一人ひとりの方に最も適切な医療を提供することを中心に考えております。小規模のため、当院で行うことの困難な高度な精密検査や治療が必要な場合には東大病院をはじめ、適切な高度医療機関へのご紹介を行っております。
午前中は一般診療を行っており、予約は不要ですので目の症状が気になるその日に受診することが可能です。なお、月・火曜日午前中の一般診療では眼鏡士が在院しており、眼鏡のご相談も随時お受けしておりますので是非ご利用ください。
午後は特殊検査及び特殊治療を行っており、完全予約制とさせていただいております。一般診療にて受診のうえ、必要時に医師が予約をお取りします。原則電話等での午後の診察予約は承っておりませんのでご了承ください。なお、水曜日のみ午後の一般診療を行っております。特殊外来(黄斑外来)終了次第の一般診療開始となり、開始時間が不定ですが、予約不要にてご受診いただけます。
手術のご案内
・外眼部手術:霰粒腫の外科的治療や、眼瞼下垂手術を行っております。基本的に外来通院手術で対応しておりますが、希望に応じて入院も可能です。瞼のできものや眼瞼下垂でお悩みの方は、一般診療にてご相談ください。ただし美容目的の手術には対応しておりませんのでご了承ください。
・白内障手術:諸般の事情により2023年4月より休止しております。白内障手術ご希望の患者様につきましては、目の状態を確認のうえ、適切な病院へご紹介いたします。従来どおり眼科外来にてご相談ください。
緑内障外来のご案内
緑内障は進行性に視神経が障害され、じわじわと見えない部分が広がる病気です。日本では40歳以上の20人に1人が緑内障にかかっており、そのうちの9割の方が緑内障に気づいていないといわれています。見えないことに気づいた時にはすでにかなり進行してしまっていることが多く、“手遅れ”にならないためには、年1回の眼科受診や健康診断等を契機とした早期発見が大切です。
当院では視野検査データの解析ソフトを導入しており、眼底画像解析装置(OCT)による視神経の計測結果と合わせて緑内障の病態把握を行っており、患者さまに応じた必要な治療を提案いたします。緑内障は長期にわたる継続的な治療を必要としますので、ご自分の病気に対する正しい知識と現状の理解が特に大切であると考えており、治療中の方への分かりやすい説明を心がけております。当院では緑内障の方も、原則的には一般診療にて経過観察を行っておりますが、病期によっては十分な検査結果のご説明と治療方針の相談が都度必要な場合があり、医師より予約外来(緑内障)をご案内することがあります。
黄斑外来のご案内
水曜日午後に加齢性黄斑変性症に対する抗VEGF抗体療法を行っております。東大病院黄斑外来から当院での治療目的に紹介された患者さまを対象に治療を行っているため、水曜日午後の黄斑外来枠での一般患者様の診療は一切行っておりません。水曜日午後に来院された患者様は黄斑外来終了後の一般診療を受診できます。なお当院では一般診療にて黄斑変性症が疑われた場合、ご希望に応じて東大病院黄斑外来へご紹介しておりますので、不安のある方は一般診療にてご相談ください。
プラケニル®内服中の患者さまへ ~予約のご案内~
当院では東京大学医学部附属病院内科及び皮膚科と連携し、プラケニル®内服に関する眼科スクリーニング検査を行っております。プラケニル®は副作用として眼症状が出現することがあり、内服開始前と内服中の定期的な眼科におけるスクリーニング検査が必要です。視力・眼圧・細隙灯顕微鏡検査・散瞳眼底検査(眼底写真・光干渉断層計)・視野・色覚の検査のすべてを定期的に行う必要があります。なかでも視野検査は予約が必須です。予約せずに直接一般診療にご来院いただいた場合は、視野検査以外の検査を当日行い、別日に視野検査を行うことになることをご了承ください。
主治医よりプラケニル®内服に伴う眼科受診を指示された方はあらかじめ眼科外来にご連絡いただき、副作用のチェックを希望することをお伝えください。眼科外来にて視野検査予約をおとりします。すべての検査及び診察に要する時間は2時間~2時間半程度必要ですので予約取得の際には十分な余裕をもってご予約ください。
現在曜日によっては視野検査予約が大変取りにくくなっております。ご了承ください。
火・水・土曜日:1か月以内に予約可能
月・木・金曜日:3か月程度先の予約のみ可能
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